「ジェラシー」レビュー

「ジェラシー」発売から2週間。
もうお聴きいただけましたでしょうか?

実は、このCDに収められている5人編成でのSHERIEは、まだこのCDのみでしかお披露目されていません。
なので、シェリクマも初めてこのアルバムでSHERIEのツインを聴きました。
ギターは、これまでのライブで演奏されてきた まっちん(Gt.)のリフやソロを基に、大ちゃん(Gt.)がオブリを重ねた感じになっています。
全曲、もともとギターは一人として作られたものなので、盛り過ぎ?と感じる箇所もありましたが、だからこその厚みや華やかさと、大ちゃんを前面に出す部分も加えられた、二人の個性の違いも楽しめるアレンジで、ライブでのお披露目にさらに期待が膨らみます。
また、リズム隊にもあらためて注目させられました。
実に細部にまでこだわった演奏で、楽曲のカラーが表現されています。
ライブではクールな佇まいが印象的な  たっちゃん(Be.)、うっしー(Dr.)のお二人ですが、音源からは強さと粋を感じました。
そして歌は、流石の歌唱力に、コーラスで奥行きが足され、Kaz(Vo.)がメロディーにしたかったものが余すことなく表されている印象です。

自らをハートロックと位置付けるSHERIE。その曲調は80年代初期~中期にシーンを賑わせていたハードロックとポップスが混在する様式に近く、耳に残る歌メロが主軸にあるものの、ハードさを内包した、あくまでもロックバンドのサウンドを誇示しています。
ロック好き、歌謡曲好き、80年代の空気感が好きという方、SHERIEの「ジェラシー」おすすめです♪